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【コラム】「AKBはなぜゲイに人気がないのか」をめぐる私論

AKBがゲイに人気のないことは良く知られている。
早い段階から『ネ申テレビ』は「ゲイの心を掴みファンを拡大せよ!」(Season1 第9回 2008年9月14、21日放送)
という企画をうっているし、現在でもあまりゲイ層には受けていないようにみえる。

その理由をボクは単純に、AKB、AKBファンの男女間の繋がりが、
彼ら/彼女らに嫌悪感を与えるからだろうと考えていた。
映画『プリシラ』でも男女バンドABBAを聞くと虫酸がはしるゲイの姿が描かれていた。

女の子の集団を男の子の集団が応援するというシンプルなアイドルの構図に、
あっさりと漏れてしまうのがゲイの人々だからだ。

しかし事情は他にもいろいろある。たとえ

のミッションは「女の人に興味がないゲイのハートをがっちり掴んでこい」というものだった。

こちらの場合もゲイ=女に興味がないと単純に結びつけている。


私的見解としては、踊れる曲が少ないからだと思う。
ゲイのパーティ好きはよく知られているが、
良質のクラブ音楽は無くてはならないものだ。

AKBの楽曲は当然ながらクラブで踊れる曲ではない。
劇場ではイスに座っているし、手拍子やmixなどの規制があるので、
クラブで大音量で踊るような曲ではない。

そもそもクラブミュージックは1980年代初頭、
シカゴの「ゲイ黒人」コミュニティを発祥としている。
「ゲイ」であり「黒人」という二重に抑圧された人々が
クラブで踊り狂うために生み出されたのがクラブミュージックだ。
目的が違うのだから、
AKBがゲイコミュニティに馴染まないのは当然という気もする。

80年代のYMOテクノ、90年代の小室サウンド以降、J-Popからダンス音楽は見当たらなくなった。
いまK-POPが受けているのはその空白に踊れる曲が入ってきたからだという理由だが、
欧米のモノマネ音楽を聞くより本場のアンダーワールドでも聞いていたほうがボクは楽しい。

AKBグループとして考えればSDNが唯一クラブ音楽を志向しつつある。
(なぜ歌詞に韓国語をいれるのかまったくもって意味不明だが)
要点は「ゲイコミュニティ」でどれだけ受容されるかが鍵になるだろう。
「踊れる曲」を作ればいいだけの話で、わざわざK-Popを経由しようとする心理がわからない。

AKBの楽曲はテンポがものすごい早い。
アキバ系はもっと早くて、パソコンに向かって聞くような曲だから、微動だにしない。
『黒人リズム感の秘密』に詳しく書いてあるが、
これだけアップテンポだとクラブで気持ちよく踊れない。
ゲイにAKBが受けない理由はおそらくここにある。
ためしにPerfumeやTRFと聞き比べてみるといいが、
以外にもスローテンポでゆったりとしている。

「そもそもなんでAKBがゲイコミュニティに受ける必要があるのだ?」
という至極まっとうな疑問をもった方もいると思うのだが、
要するに曲を聞いて「踊りたい」と思う人は以外にも多いということなのだ。
「気持ちよく踊れる曲」を欲してる層にもAKBがコミットできるか、
そのためにもゲイに受けるかというのはひとつの指標となる。

ただ、AKBの「掛け声」や「mix」を犠牲にしてまで踊れる曲を目指す必要はまったくないし、
AKB劇場をただのクラブハウスにしてしまっては元も子もない。
やはりAKBはAKBであってほしいので、
これからはSDN48をどこまでクラブ音楽に近づけていくかというのが
ひとつの戦略となるだろう。

そのためにはまず「劇場を出よ」ということだ。

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No title

初めてコメント致します。

>AKBがゲイに人気のないことは良く知られている。
>早い段階から『ネ申テレビ』は「ゲイの心を掴みファンを拡大せよ!」>(Season1 第9回 2008年9月14、21日放送)

と書かれていましたが、
http://www.youtube.com/watch?v=hRhz2T2xOZU
18秒あたりをチェックしていただけますでしょうか。

人気があるのかないのかは自分にはわかりませんが、当時からゲイバーでAKB48や野呂佳代の名前を看板に書く程のなにかしらはあったのではないかと思っています。

No title

>れいみさま

コメありがとうございます。
だいぶ昔の記事で自分で読み直していてすごく恥ずかしいですね笑
AKBに限らずアイドルがゲイの方に受けにくいのは、
やはりアイドルが「理想の女の子」像を演じているからなのかな、と思います。
清純で「性」を感じさせないようなアイドルは、
男性の理想を純粋に具体化しているので、
ゲイの方にとってあまり印象良くないのかもしれません。
野呂はアイドルなのに男にまったく媚びないですし、
自滅的に笑いを取りに行ったりと、
いい意味でアイドルらしからぬところが人気の理由かと思います。

あの頃にくらべてAKBの知名度が上がったことで、
こんどはパロディとしてゲイの方にも消費されている様子です。
もともとドラッグクイーンが、
化粧を厚く塗ったりまつ毛を異様に長くするといった女性性を誇張することで、
「女性」そのものを笑いに変えてしまったように、
広く認知されたAKBのイメージを転覆させるような、
予想もつかないパロディが生まれてくるのではないかと期待しています。

No title

自分としての認識としては、
ゲイは7,80年代アイドルを筆頭に基本的にアイドル好き
(とくに「演じてる」大好き)
だと思っていたので、懐かしい旋律を残す楽曲が多いAKBは当時から人気で、このネ申をタイトルだけ見たときは
いやいやゲイ人気あるのになんで?
と思いながら見ていたら、やっぱり看板にAKBの名前を出すほど
当時からアンテナ張ってるじゃん!流石だなと思っていたので
ゲイ人気なしとの回答は意外でした。

お返事ありがとうございました。
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