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【コラム】「AKBヲタにはイケメンが多い説」をめぐる私論

しばらくAKBヲタについて考えていきます。

初期からいる古参ヲタ、中高生のいわゆるピンチケ、女性ヲタと
ファン層が広がりすぎて一括りに「AKBヲタ」と括れないんですが、
今回は主にピンチケについてです。


「AKB48のブレイクでアイドル現場には間違いなくイケメンが増えたし、イケメンは言い過ぎだとしても、見た目に気を漬かった普通の若い子が増え、現場に足を運ぶ同性のファンも増えてきている。見た目だけでいえば、典型的なアキバ系のヲタクはもはや少数派になりつつある」『グループアイドル進化論』157p

これはボクが見ていても実感すること。

劇場に足を運んでいても、普通かそれ以上の男の子が非常に多い。
「典型的なアキバ系ヲタク」よりはむしろ
「スポーツマン」だったり「不良」のイメージが近いかもしれない。

アイドルヲタクに限らず、
「ヲタク」のイメージは宮崎事件に象徴されるように、
80年代から90年代を通して悪化しつづけた。
人前で「ヲタク」を公言することができない雰囲気というのがあったのだ。

「典型的なアキバ系ヲタク」をデフォルメしてみると下記のようになる。

パソコンに張り付いて視力が悪いのでメガネ。
運動をしないから太っている。
おしゃれに興味がない。
ネトゲで廃人化してる。
現実の女に興味がない。
実家暮らし。
コミュニケーションはネットの中だけ。
不規則でだらしない。
不健康。
部屋が汚く不衛生。

こうした偏屈した「ヲタク」イメージは現在まで続いている。
当然ながらこんな人ばかりではないのだが、
ヲタクたちも半ば自嘲的にこうしたイメージを引き受けている。

こうしたイメージを持ってAKB劇場にいくと期待を裏切られることだろう。
近年のアイドルヲタ、とくにピンチケと呼ばれるファンの多くは
こうした「ヲタク」イメージとかけ離れている。

彼らは友達も多く、体育会系のクラブに入り、女性にも慣れていて、コミュニケーション能力も高い。
清潔だし、身だしなみにも気を使っているように見える。
なかには不良のような格好をしている子も多い。

要するにぜんぜん「ヲタク」っぽくないのだ。

それにはいくつか理由があるが、
最たるものは「劇場」や握手会など「会いにいける」状況にある。

握手会は「アイドルに会いにいける」だけではなく、アイドルにとっても「ファンに会える」イベントだ。
自分を応援してくれているファンと直接会って話しをすることが出来る。
テレビから一方的に話しかけるだけではなく、一定の時間「会話する」ことになる。

これは劇場においても同じで、
「アイドルがすぐ近くで見られる」というのは
同時に「すぐ近くで見られている」のと同義なのだ。

「AKBヲタ」が見た目や会話に気を使うようになるのは当然のことだろう。

さらに劇場で見知らぬファンと交流したり、ネットを通じて情報交換したり、
生写真をトレードしたりとコミュニケーション能力も総じて高い。

ボクがAKBを通して知り合ったファンは、みな礼儀正しく好青年だった。
家に引きこもってアニメを見ているよりも、
友達と戯れたり、校庭で運動しているほうが好きなイメージだ。


さて、ボクの修士論文のテーマの骨子はAKBを取り巻く人々の「男性性」についだ。
アイドルファンというのは、戦時中に理想とされた「リスペクタブル」な男性像に近い。
そしてAKBという存在自体が「男性的」なのだ。(これは後日詳述)

逆に、「ヲタク」イメージは、戦時中に逸脱とされた「退廃的」な男性像に近い。
不健康で、孤独で、太っていて、女性に興味がなく、マスターベーションばかりしている。
(マスターベーションは生殖につながらない性行為なので19世紀末以来非難されつづけてきた)
他にもゲイ、性的倒錯者などが「理想的男性性」から外れた存在とされてきた。

AKBが嫌いと公言する人はこうした「ヲタク」像に近い人が多い。
それはもっともなことだと思う。
彼らは「アイドルに見られる」ことにも
「ファン同士で交流する」ことにも耐えられない「女性化した男性」だからだ。

こう考えていくと「古参ヲタ」の人のポジションが面白いのだが、
これはそのうち書きます。


次回は「なぜゲイはAKBが嫌いなのか」です。



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