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桜からの手紙 #1#2 感想

Youtubeで1、2話見ました。度肝抜かれました。

動揺を隠せないんですが感想を書いてみます。

このドラマは私的に今年最大のサプライズ。

どれほどの人に見られているのかはまだわからないが、
AKB48にとって転換点になるドラマだと思う。
へたをすれば地殻変動を起こしかねない「危険」なドラマ。

それはこのドラマが、最近の少女マンガのようなテーマを露骨に入れてきていること。
つまり「男女恋愛」や「初体験」「合コン」「体験人数」「妊娠中絶」というAKB48のタブーをすべて犯して作られている。
まだ2話しか見てないが、これには相当に驚いた。
これまで「男性のもの」であったAKBがついに「女性のもの」へと舵をきった印象すらうける。

AKBに限らず「アイドル」という「秩序」のなかには、
こうした「男性」をにおわせる「異性愛」というテーマがすっぽりと抜けていた。
女子だけのAKB48という秩序にぽっかりと空いた「穴」からのぞく「リアル」とも言うべきものが「異性愛」であって、それは「恋愛禁止」という鉄の掟によって説明されていた。

この『桜からの手紙』はこのぽっぱり空いた穴に、「異性愛」という名のイデオロギーで蓋をしたといえる。
「女性的な価値観」によってアイドルを覆ったといっても良い。
最近の少女マンガにきわめて「忠実」なストーリーは、おおくの女性ファンにコミットすることだろう。
おそらくAKBというアイドルが、より身近なものに感じることができる。

このドラマの製作にあたって、これまでのアイドルの「純真幻想」をやぶるという意図があるとすれば
それは充分に成功しているといえる。
男性のファンはこのイデオロギーにすぐさま対応するために、
メンバーの演技力や役割などにすぐさま関心を移して、
これが「フィクション」であることを常に言い聞かせていないといけない。
(現にネットでは内容よりもメンバーの演技力のほうに関心が向いている)

「メンバーのイメージが下がるのでは」という声もあるが、それ以上に
少女マンガ的な「異性愛」という価値観のなかにAKBがいよいよ攻めていったとうい印象をもった。

たしかに女性子供から好かれてはじめて「国民的アイドル」と呼べるという意見もわかるのだが、
圧倒的な男性ファンにとっての「AKB48」が今後どう変わっていくのか、気になるところだ。
唯一の救いはメンバーにとっての「異性」が会話のなかだけに限られていることか。


さて、ちょっとポジティブなことも書いておきたいのだが、

各メンバーの物語がつぎつぎに錯綜していくという展開はすばらしいと思う。
ガイ・リッチー監督の『LOCK,STOCK & TWO SMORKING BARRELS』や『バッカーノ』『げんしけん』などの「群像劇」とAKBはとても親和性があるからだ。
「マジすか」よりも個々のメンバーの人間関係が生々しいのがとても良い。
AKBの最大の強みはメンバーだけで役割がまわせるというところ。

最初のちょっと強引な「手紙」の導入が、要所要所でうまく機能していくと思う。

楽曲の使い方も「ロッカールームボーイ」とラクロスを引っ掛けてくるなど面白い。

演技力はなんともいえないが、板野、亜美菜はとてもよかった。
板野は「マジすか」のころよりもだいぶ上達している。
亜美菜は演劇をやってきたのがここにきて発揮されている印象。
高城、北原もよかった。

仲川、篠田さんは…これからに期待です。

すごく逆説的なんだけど、演技がつたないおかげで「これはお芝居なんですよ」ということがわかる。
これは重要なことで、この「稚拙さ」があることで内容のシリアスさが半減してアイドルの体裁を保っている。

「上手すぎる」ことが命取りになる、というあたりがAKBらしくて良い。




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