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【HKT48】HKT公演『手をつなぎながら』観覧レポ〔2012・2・7〕

HKT48劇場は、浜風の強いドーム球場の片隅にひっそりとある。
地下鉄「唐人町」駅の改札を出て階段をのぼり、
水位の低い川沿いを下りながら静かな住宅街を歩く。
平日のためかほとんど人がいない。
しばらくすると目の前にヤフードームが現れ、その向こうには遥かな玄界灘を臨む。
ホークスタウンの入り口右手の広いスペースには、
「HKT48」という張り紙が両面テープで内側から何枚も留められている。
HKTカフェか、ショップになるのかもしれない。
ショッピングモールは秋葉原のドンキホーテとは違って、
若年層・家族向けの古着や雑貨店などが閑静に並び、
映画館では子供向けのアニメが何本か上映されている。

HKT48劇場は、こんな場所にある。

ひろいロビーは黒を基調に落ち着いた雰囲気。
その一角にあるショップではタオルやTシャツなどのグッズが売られている。
まだ倍率がそれほど高くないためか、
少し前のAKB48劇場のように頻繁に劇場を訪れているファンが多い印象をもった。
古参オタがうんざりするような、推しメン刺繍入りのミニ特攻服を着ているような集団も。
アイドルの現場を渡り歩いてきたようなオタは見当たらず、ほとんどが学生。
6時になるとロビーに番号札を並べていき、
ビンゴマシーンを回して抽選入場。
6メートル以上ある高くて広い天井。
観客席は一席ずつ分かれており、前後左右に余裕がある。
どこからでもステージを満遍なく見渡すことができる。
そしてうわさに聞く花道と中央のセリ、通称「でべそ」。
「HKT48」と大きく記された円形のセリは魔方陣のようでかっこいい。
ブロックは上手、中央、下手に分かれ、
「でべそ」のある中央ブロックは5列目から11列目まで。
女性・児童シート、カップルシートは最前列の5列目中央だが、
なぜか遠方シートだけは中央の最後列。
AKB48劇場では最後列でも6列目なので若干遠方ファンが冷遇されている印象も。
せっかく福岡くんだりまでやって来たのでせめて中央6列目には入れてもらいたい。
両サイドブロックは12列目まで。
立見席は通路を挟んだ両ブロックのうしろに。

後方列はAKB48劇場に比べるとすこし距離を感じたが、
メンバーたちが花道に出てくると文字通りその隙間がぐっと縮まる。
花道に出てくるのは『僕らの風』『手つな』『チャイム』『大好き』など。
特に『大好き』はメンバーがゆっくりと歩きながら近づいてくるという、
いままで体験したことのない新鮮な感動を覚えた。

公演開始からステージの両脇からすごい勢いでスモークが噴出しており、
高い天井と高水準の照明設備が効果的に使われていた。
『火曜の夜、水曜の朝』はこの演出を最大限に活かしてたが、
客席にライトが向きすぎて目がチカチカすることもあった。



ファンについては後述することにして、
ここからは公演全体の感想です。



公演、MCまで含めて非常に充実した内容でした。
正直言って予想以上です。
SKEのオリジナルを生で見たことがないので単純な比較は出来ませんが、
他のどのグループにも真似できない、
彼女たちだけの魅力がそこにあったように思います。

まず、初期メンなのにAKB研究生よりも若くて元気があるというのが印象的でした。
MCを見ていてもチームワークが良く、
初期メンバーとして良くまとまっています。
AKB公演のMCがどれも敬語の入り混じったものだと考えると、
同期生だけで公演をするというのが非常に新鮮です。
古参メンバーに対して萎縮する必要もなく、
村重(あーにゃ)、古森(ういたん)を中心に明るくて元気なMCが展開されます。
かつて9期生を軸にした研究生公演を彷彿とさせますが、
彼女たちはもっと積極的で遠慮がないです。
ハイタッチの力強さがまったく違います。
いまのAKB研究生たちがどれだけ大人しいか。
それは「最上級生」がいつまでも居座っていることの弊害かもしれません。
同期生のチームワークという意味では、
人数の多い12期生、そして13期生だけの研究生公演を、
はやくAKB劇場で復活させるべきだと確信しました。
HKTの子たちは上級生がいないことで気兼ねなく、
のびのびと全力でパフォーマンスしています。
平均年齢14歳足らずというその若さを、
思う存分に発揮できるというのが現在のHKTの最大の魅力でしょう。
10期11期を中心にした今のAKB研究生ではまったく相手にもならない、というのが正直な感想です。

技術的なものはまだまだ稚拙で、
『Glory days』などはオリジナルに遠く及びませんが、
上述したように彼女たちの明るく溌剌とした全力のパフォーマンスは、
草原を吹き抜けてくる初夏の風のような勢いがあります。
彼女たちは本当に心から楽しんで踊ってるようにみえます。
「手つな」という最高のセットリストと相まって、
HKTとしての魅力がちゃんと引き出せていると感じました。

13歳メンバーを中心とした年少組MCでは宮脇が慣れない様子で話を振りながらも、
ムードメーカーの村重や古森などがうまくカバーし、
年長組MCでは最年長17歳の菅本のおっとりした性格が活かされていたりと、
メンバー同士の仲の良さが垣間見える溌剌としたMCです。

遠隔地なので頻繁に行くことはできませんが、
定期的に彼女たちの成長を見ていきたいと思いました。
3年くらいかけて劇的に変化していくことでしょう。

さて、
HKTファンについて。
アイドル文化が不毛の地に突然「国民的アイドル」の姉妹グループが誕生し、
学生を中心とした新規ピンチケたちが押し寄せればどうなるか、
改めて書かなくても分かると思います。
一般公演でもサイリウムが振られているHKT劇場はミックスもコールも叫びたい放題で、
ミックスの「ずらし」や「せーの!」の号令、MC中の妙な掛け声、
『チョコの行方』のイントロミックスで「ドドスコスコスコ…ラブ注入!」のようなものを集団で打ったりと、
AKBオタが見れば顔をしかめるか失笑してしまうようなファン。
とは言うものの、
うわさに聞くほどマナーが悪いとも感じませんでした。
古参オタが誰もいないということをメリットにして、
HKT48としての独自の文化を発達させていってもらいたいところです。
そのためには初期のAKB以上に、
運営がファンに歩み寄って話し合いを重ねていかないといけません。
HKTは初期のAKBのようにアイドルオタが地盤を形成していないので、
不良の縄張り争いのような混乱がしばらくは(永遠に?)続くと予想されます。
HKTがグループとして大きくなるためにも、
良質のファンが育っていってほしいところです。

では最後に終演後。

人気のないショッピングモールを抜けて、
暗く静かな住宅地を歩いて駅に向かいます。
潮が満ちて水かさの増した川沿いには小船がゆらゆらと揺れており、
ツレと公演の感想を話しながら歩いていると、
まるで高校の学校の帰り道のような感覚に襲われました。
ドンキホーテ8Fから秋葉原の繁華街に出るのとはまったく違う印象です。
薄暗い住宅街を黙々と歩きながら、
さっきまで目の前で繰り広げられていた賑やかな公演を思い出します。
またいつかここに帰って来たいと、
そう思わせる劇場公演でした。

また機会があればメンバーのことも書きたいです。


以上。

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