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【マンガ】押見修造『惡の花』感想②

惡の華(1) (少年マガジンKC)       惡の華(3) (少年マガジンコミックス)      惡の華(2) (少年マガジンコミックス)       



ずいぶん前に感想を書いたきりすっかり忘れていた『惡の花』
第四巻が出ていたので読んでみました。
とても素晴らしい内容となっております。

春日、佐伯さん、仲村さんの三角関係から始まった物語は、
佐伯さんの離脱によって二人の愛の物語へと変わりつつあります。
憧れていた佐伯さんとの恋愛を邪魔する悪魔のような存在であった仲村さんが、
春日と新たな「契約」を結ぶことによって、
怪しい主従関係へと移行していきます。

「仲村さんさえいなければすべてがうまくいくのに」というテーゼは、
やがて春日の悶々とした苦悩を経て、
「仲村さんの下ですべてが許される」というテーゼへと展開していきます。

みずからの変態を隠すことでひっそりと生きてきた春日は、
「仲村さんが笑ってくれるなら」どんな変態行為でさえ恐れないと決心します。
すべては「仲村さん」の笑顔のための手立てであり、
「仲村さんを喜ばせたい」という忠誠心から、
春日の変態性はより一層大胆にエスカレートしていくのです。

それは手段としての変態行為へと変わることを意味します。

仲村さんの発する「ど変態やろう」の一言は、
絶対主の言葉として、春日の全人格を肯定することになるのです。

<神がいなければすべてが許される>などと言うべきではない。
まさしく反対である。神とともに、すべてが道徳的に許される。
それも、美的に許されるのだ。こちらのほうがはるかに大切である。(Fベーコン)


仲村さんの正体は果たして神か悪魔か?

今後に注目です。

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