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【レポ】AKBオフィシャルショップ香港。

ようやくアップしますAKBショップ香港レポ。

【ドラゴンセンター】

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AKBショップが入っているドラゴンセンターは、
中央吹き抜けのバームクーヘンのような形をしたショッピングセンター。
落下防止のためか、申し訳程度に薄い網がかかっている。

最上階にはスケート場となぜかジェットコースター。
網がかかっているのは落下した人を救うためだろうか。
ドラゴンセンター内にはマクドナルドやケンタッキーの他に、
日本城、優の良品、吉野家、ヴィレッジヴァンガード、味千ラーメンなど日本系のショップが多い。
ゲームセンターや、99香港ドル(100円くらい)のTシャツなど若者向けの安い服も売っている。

5階には雑貨や美容院、ファッションショップ、アイドルグッズ売り場など、
小さなお店が所狭しとならんでいる。
客層は小学生から高校生。

多くの店は午後1時から3時にかけて、少しずつ開店していく。
午前に行っても開いているのはケンタッキーなどファーストフードだけ。
AKBショップは11時頃から開店しているが、
平日に訪れるなら午後4時から5時ころをおススメしたい。
学校帰りの中高生たちが大量にAKBショップに足を運ぶ姿が見れるはずだ。


【AKBショップ香港店】

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AKB48ショップ香港店は、ドラゴンセンター6階の隅にひっそりとある。
黒地にピンクのAKB48の文字。
威圧感があるため、足を踏み入れるのにすこし戸惑ってしまいそう。

中に入るとすぐにメンバーたちの写真が飾られている。
床一面におなじみのタータンチェック。
天井には複数のテレビが環状に配置され、過去のPVを流している。
そして目を引くのはショップの奥に投射された大きなスクリーン。
ちょうど発売されたばかりの「フライングゲット」「抱きしめちゃいけない」
そして「青春と気づかないまま」をひたすらローテーション。

日本のAKBショップでは見たことのない、
メンバー個別のタンブラー、Tシャツ、ノート、ピンバッチなどが売られている。
「香港総選挙」の文字が入ったグッズも多い。
過去のシングルポスターが小さなパズルのようになって売られている。
特大の前田、大島、渡辺の巨大なジグソーパズル(800香港ドル=8000円くらい)が中央に三枚飾ってある。
ほかにもメンバー個別ポスターがロール状になって、
棚一面に収められている。
一本買うと、もう一本ついてくるらしいが200香港ドル(2000円くらい)とすごく高い。
チームごとの公演CDも日本と同じかそれ以上。
SKE、SDNなど姉妹グループのグッズはほとんどない。

グッズを一つでも買うと、
9月16日に開催されるファン同士のじゃんけん大会に出場できるらしい。
現在までに200人以上の応募があるとのこと。
ちなみに日本のじゃんけん大会は9月20日開催。

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香港店限定うちわ

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じゃんけん大会in香港の告知など


【スタッフ】

ショップには4名から5名の女性スタッフが常駐している。
アルバイトではなくこちらの社員さん。
お客さんが入ってくると「いらっしゃいませー」と日本語で対応してくれるが、
日本語はほとんど通じない。
レジに2人、店内に3人ほどいるが、
ときどき商品を補充する以外はやることがないのかヒマそうに立ち話をしている。
いつでも人手が余っている状態なので、
お客さんとスタッフが談笑している光景が見られる。

推しメンを聞いてみると、それぞれ北原、片山、大堀、仁籐とのこと。
とても気さくでこちらの質問にもちゃんと答えてくれる。
秋葉ドンキのAKBショップとはずいぶん対応がちがうと思った。
みな女性で学校を卒業したばかりの19から23歳ほどのスタッフなので、
若い女性層も通いやすいと感じる。
香港のファンがどうやってAKBに興味をもつか気になったので、
彼女たちにじっくりと話を聞いてきた。
これは後述。


【お客さん】

AKBショップ香港の客層は圧倒的に中高生、
しかも女性のほうが多いくらいの印象だった。
学校が終わるとその足でドラゴンセンターを訪れ、
食事をしたりショッピングをする流れでAKBショップにも立ち寄ってくれているらしい。
この日はちょうど学校の始業式と重なったため、
お昼過ぎになるとドラゴンセンターが中高生と家族連れでぎっしりと埋め尽くされていた。

昨年AKBショップが開店した当初はガラガラだったらしいが、
いまでは一日平均して400人ほどが訪れる。
スタッフの1人が入り口にたってカウンターを押しており、
休日には600人以上が足を運ぶとのこと。

中高生たちはグループでやってきて、
スクリーンのPV見たりグッズを眺めて談笑する。
香港には部活という文化がないので、
学生たちは放課後になると友達といっしょに買い物をしたり気晴らしをして、
夕食前には家に帰って宿題をする。
AKB香港ショップがこちらの中高生たちの日常に、
ちゃんと組み込まれているような印象を受けた。

話を聞いてみて非常に新鮮だったのは、
彼らは日本のテレビ番組もすべてチェックしており、
過去のコンサート映像なども見ているということ。
つまり日本にいるファンとまったく変わらない知識を持っている。

中国には「字幕組」と呼ばれるネット上のボランティア組織があり、
語学学生などで構成された「字幕組」は、
海外で放送されたドラマやアニメなどを手分けして翻訳しネットにアップする。
「AKB字幕組」の場合は、
もちろんAKB関連の番組を自発的に翻訳してくれるわけだが、
「たかみな字幕組」など推しメンの出演する番組などを主に翻訳したり、
たかみなの喋った部分だけを翻訳し、他の字幕組の訳とすり合わせて一本の番組を訳してしまうなど、
非常にたくみに連携して作業を進めているらしい。
こうして字幕のついたAKBの番組がネット状に無数に存在しているのだ。

つまり、ちょっとでもAKBに興味をもてば、
すぐにAKBの番組を字幕つきで視聴できるような環境が香港にはある。
上海や北京などネットインフラの整備された主要都市でも同じ現象が見られるかもしれない。

彼らはネットに広がる無限のAKBコンテンツを、
だれに強要されることもなく自分から積極的に受容してくれる。

毎朝たっぷりと朝食を作ってあげる前田の母親という、
非常にマイナーというか、
一般人がほとんど興味を示さないような話題まで詳しく知っている。
(あっちゃんの母親の字幕組まであるという)

渡辺の写真集を見て「こんなのまゆゆじゃない」と、
いっちょまえのファンらしい意見を言うし、
壁掛け写真を見て「あっちゃんは髪が長いほうがよかった」など、
ファン同士で意見を交換する光景も見ることができた。

女子高生たちが前田亜美の写真を見て
「メイマオボーン」といって爆笑していたのが衝撃的だった。


【ヲタになるきっかけ】

香港ファンがヲタになる最初のきっかけが気になったので、
いろいろ質問してみた。

日本のドラマサイトでno3bが出演している「メンドル」を見て、
AKBに興味を持ったというファンもいるが、
多くの新規ファンはやはりテレビや雑誌などで報道されたのがきっかけだろう。
そしてこちらのメディアに報道されるためには、
実際に香港を訪れてイベントを行うのがいちばん確実だ。

香港現地メディアの報道↓

http://www.youtube.com/watch?v=vdcEy1glmDY


2011年6月に広州香港マカオで行われた握手会の様子↓

http://www.youtube.com/watch?v=ugfwbpPUAUc&feature=related


現在、AKBは月に一度、数名のメンバーが実際にドラゴンセンターを訪れ、
握手会などを開催している。
その模様は現地のメディアによって報道されるので、
興味をもったファンがAKB香港ショップの存在を知ったり、
日本の番組を検索して動画をみるきっかけになる。

こちらの人に話をきいてみると、
やはり月に一度ではなくもっと頻繁に来てほしいとのこと。
握手会よりもやはりライブが見たいということだった。
AKB劇場にもコンサートにも参加したことのあるファンはまだ少ないから、
少人数でもライブを見せることができれば大いに話題になるだろう。

3人ユニットのno3bやフレキスが香港にくれば、
ライブもできるし非常に盛り上がると思うのだが。
特にno3bはドラマの影響もあってか香港でもファンが多い印象だった。

もしくは、若いメンバー数名でもできるセットリストを組んでも面白い。
わざわざシンガポールのように大所帯で渡航する必要はないのだ。
「アイドルなんて呼ばないで」あたりを軸にして、楽しいセトリが組めると思う。

日本のアーティストが海外で活動する以上、
「直接会いに行く」というのが日本以上に意味を持ってくると感じた。
実際に香港を訪れるという手間と、
いくらでも情報を掘り下げることのできる発達したネットインフラが、
両輪のように組み合わさっていくことが、
今後の海外展開の鍵を握ると思う。
大規模なコンサートを年一で開催するよりも、
小さくても頻繁に会いに行かないとなかなか根付いていかないと感じた。

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大陸からやってきたたかみな推しの女の子にiPhoneの壁紙を見せてもらった


【香港の制服事情】

一日中ドラゴンセンターをうろついていたので、
さまざまな近隣の学校の制服を見ることができた。
中国の学生服はとてもダサいと聞いていたが、ここ香港でも同じだった。
そして日本の学生服がいかに洗練され、
連綿と続くファッションの伝統にのっとったものであるかを確信した。
こちらの学生を馬鹿にしているわけでは毛頭なく、
制服をトレードマークにするAKBがこちらの学生にどう受け止めているのか興味を持った。

香港の制服をもうすこし具体的に描写すると、
まずローファーに白ソックス。
プリーツ(襞)のないスカートは膝下までだらしなく伸び、
アイロンをかけていないため皺が寄っている。
さらにスカートの柄も無地か、タイルのような正方形のチェックで、
戦後日本で普及したタータン、ギンガムといったやはり伝統的なデザインではない。
きちんと採寸をしていないのか、
胴回りがぼっていりとしていて腰のラインが隠れ、
紐のようなリボンはてろてろとだらしなく垂れている。
また、ワンピース形の制服も多かった。
生徒ひとりひとりに合わせた服装というよりも、
同じデザインに複数のサイズがあるような印象だった。
こちらも腰回りが単一で、
妙な色のベルトを巻いているために縦に皺がよってしまっている。

ブリティッシュトラディショナルの影響の下に洗練されていった、
日本の制服と比べればその差は一目瞭然だ。

香港の女学生もやはりAKBの制服に魅力を感じるようで、
遠距離ポスター、大声ダイヤモンド、ラブジャンプなどの人気が高かった。
こうした制服を着ることのできるコスプレショップも存在するとのこと。

しかもAKBのファッションはスタイリストしのぶによって、
メンバーひとりひとりの個性を熟知したうえでデザインされた非常にパーソナルなもの。
学校の決めた制服に個人を押し込めていくという、
近代的、旧来的な学校制度よりもAKBの制服は一歩先行っている印象を受けた。


【感想】

広州から香港へ降り立った瞬間に、資本主義の香りがする。
これは比喩ではなく、ほんとうに空気がかわるのだ。
大陸に比べて道路もきれいだし、人々の着ている服もバラエティに富んでいる。
旅行客が多く国際色もとても豊かだ。

DVDショップなどをのぞいても、
日本のアニメやドラマなどがたくさん多く売られている。
さらに日本の女性ファッション誌はいたるところで平積みになっている。
レンズのない伊達メガネはこの春東京でもよく見かけたが、
こちら香港でも何度か眼にすることができた。

男性誌はあまりなかったが、
smartの表紙を飾っている指原を見て妙な気持ちになった。
マンガもワンピースやブリーチなど、人気のものが売られていた。

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以前AKB香港握手会の動画をみたときにはやはり男性ファンが多い印象だったが、
実際に現地に来てみると予想以上に若い女性が多いことに驚いた。
ドラゴンセンターという特殊な立地も大いに影響しているのだろう。

ひとついえることはAKB48が、
香港では日本以上に、ユースカルチャーとして受容されているということ。
ある国の文化が別のある国で若者文化として流用されるという事例は、
イギリスの若者文化研究などで何度か耳にしたことがあるが、
実際にAKBがその好例になりつつあるのかもしれない。

とは言いつつも、
まだまだ香港での展開は始まったばかりだ。

ネットインフラが高度に発達しすぎているせいで、
アジア諸国でCDを売るのは日本よりはるかにむずかしい。
中国のアーティストはCDでは採算がとれないため、
コンサートを一枚1000元(1万2千円!)と高額にして、
なんとかやりくりしているのだという。
国も著作権を守らせようという気がないので、
当然ながら良質のアーティストが育たないのだという。

そもそも世界第二位という巨大な音楽市場をもつ日本が、
骨を折って小さなアジアの市場を少しずつ開拓していくことへの疑問もある。
日本というのは高度な経済基盤、著作権保護、世界10位の人口と、
文化産業が育つ上で非常にめぐまれた国なのだ。
韓国のような小国ならいざしらず、
豊かな国内市場をなおざりにしてまでアジア展開するというのは、
けっこう慎重にやらないといけない。

しかしまあ、
そんな理屈を抜きにして、
香港の人々がなにかのきっかけにAKBを知って、
AKBを好きになってくれるのはとてもうれしいことだ。
しかも同じ番組を見て話題を共有しているため、
会話をしていても日本のファンと話しているような感覚になる。
国境をこえてAKBヲタがつながりあえるというのは、素晴らしいことだと思う。

さいごに。

まだ香港街中でAKBを見かける機会は少ないのだが、
とある写真屋を通りかかったところ、
店先のいたるところにAKBメンバーの写真が飾られていた。

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プリントの見本として勝手に使っているらしいが、
メンバーたちのブログから借用したものや、
一部のファンの間で有名なあつみななど、
店員のひとりに相当なAKBヲタがいることは間違いない。

こうして香港の人々のあいだで、
少しずつAKBが浸透していけばいいなと思った。

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まりこさまのパズルも

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あつみな

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非公開コメント

No title

レポありがとうございました。
思っていた以上に、地道にファンを獲得しているんですね。
香港にはAKBのようなアイドルはいてないんでしょうか。
日本の文化?が認められるということは良いことだと思います。
色々言われていますが、広く世界に羽ばたいて欲しいと思います。

しかし、NMBどうなっていくんでしょうか。
関西人としては気になります。
プロフィール

ちょんつん

Author:ちょんつん
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