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【日記】AKBの条件って

単位のつごうで「国際教育開発」という授業をとってるんですが、
期末レポートを自分の修士論文のテーマで書いていいということだったんで、
うまくAKBと絡めて書きたいと思います。
もともと発展途上国の教育開発援助の授業なので、
AKBとどうつながるのかは、まったく不明。

ちょっと前に考えていた「AKBの条件」というのがあるんですが、
図書館でちょっと下調べをして、
提出日までに形にしようと思います。
なのでアイデアだけ書いてみます。

「AKBの条件」っていうのは、
AKB48が成立するため条件はなんなのか?
というもので、
当たり前のように都内に劇場があって、
研究生が電車でレッスンに通って、
たくさんのファンが集まって応援しているという現象が、
実は世界の中でも日本ぐらいしか成立しないんじゃないか、
という疑問から出発してる。

経済学者の日下公人さんの本に書いてあったのだけど、
コンテンツ産業が成立するためには
「人口」「経済規模」「著作権保護」「交通網」
といった条件を問題をクリアしないといけない。

まず、産業というのはある程度の人口がないと成立しない。
たとえば日本にはたくさんの漫画家とマンガの消費者がいるが、
日本の1億人近い人口があって初めてマンガ市場が成立している。
さらにはコミケなどファン同士の巨大な市場も生まれ、生計を立てている人もいる。
これが北欧の小国だったら、そもそもマンガで食べていくことなんて不可能だ。
日本の場合、一億人以上の人口があることでニッチ産業がきちんと産業として成立している。
台湾、韓国にはこれだけの人口がないから、ひたすら輸出に頼るしかない。

さらに日本では子供がお金をたくさん持っている。
子供たちは親の労働を手伝う必要がないし、
自由な時間のなかで、自分の意思で買い物をすることができる。

また著作権保護がきちんと整備されているおかげで、
盗作などの「パクリ」を防止している。
任天堂のようなコンテンツ会社が中国や韓国で生まれないのは著作権保護がないからで、
ソフト発売と同時にコピーが大量に出回ってしまう。
(そのかわりネットゲームが発達してる)

上記したのはそのままアイドル産業にも当てはまることだ。
さらに日本では、子供たちがひとりで買い物に行けるだけの交通網が敷かれている。
学校帰りや休日に、自分で切符を買って秋葉原にいける。
たとえば車社会のアメリカでは16歳になるまで自由に買い物にいくこともできない。
トウモロコシ畑の中を、親に送り迎えしてもらわなければならない。
これに加えて治安問題がある。
AKBの研究生は、学校が終わると、
ひとりで電車やバスを乗り継いでレッスン場や劇場に通ってくる。
女の子が深夜にひとりで買い物をしてから家に帰るとができる。
これがどれだけ驚くべきことか。
いまのAKBは日本の整備された交通網と、
治安の良さがあって始めて成立するシステム。

さらに研究生はほとんどが中高生で、学校とAKBを両立させている。
これは日本独自の「部活」という文化があってはじめて成立するものだ。
学業と部活を両立させるという発想が親にないと不可能な制度だ。
実際に学業優先のためにやめていった研究生はとても多い。
しかし日本には「学業と部活を両立させる」という美意識があるので、
社会的な理解も進んでいる。
たとえば韓国では推薦入試がなく、受験の一発勝負になる。
当然ながら勉強のさまたげになる「部活」という文化など存在しない。
中国では若いうちに勉強かスポーツかで進路を分けられてしまうので、同じく両立するという発想はない。
部活という、社会的に認知された文化があるおかげで、
AKBの活動をしながら学業もがんばる、という発想がでてくる。
そして、それによって学校に通いながら劇場公演にも出るという芸当が可能になるのだ。

さて、
こうして思いつくままに列挙してみると、
AKB48というのが、ただのアーティストではなくて、
現在の日本という特殊な条件下でのみ成立する文化だということがわかる。
もちろん下支えになっているのは「アイドル文化」だ。
台湾やヨーロッパのいくつかの都市は非常に日本の条件に似通っているが、
日本とまったく同じ環境でAKBが存在するということはありえない。

こう考えてみると、
AKB劇場で日々行われている公演も、
いくつもの条件によって生まれた奇跡なのだと実感することができるのだ。



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