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【アニメ】「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」感想③

第8話から最終話

物語は終幕に向けて一気に加速。
めんまを成仏させてやりたいというみんなの目的が一致して、
打ち上げ花火の制作にとりかかる。
めんまの成仏を願う気持ちと、めんまを失いたくない気持ちが仁太の心に葛藤を生む。
仁太の前にしか姿をみせないめんまに納得のいかない松雪、
いつまでもめんまに固執する仁太に失望する安城、
そして似たもの同士で接近していく松雪と安城に嫉妬する鶴見と、
感情はよりいっそう複雑にからみ合っていく。

打ち上げ花火は成功に終わったものの、
めんまはなぜだか成仏しない。
自分の都合だけでめんまを成仏させようとしていたことに気がついたメンバーは、
ようやく素直な気持ちをさらけ出すことができる。
鶴見が松雪対してずっと抱いていた恋心など、
これまで内に秘めていた感情がいっきに爆発する。
そしてようやくめんまの本当の願いが叶えられることになる……。

「打ち上げ花火」を背景にめんまが消えていくというシンプルなラストかと思わせておいて、
そう簡単には終わらない。
「ゆきあつ」や「つるこ」がはじめのクールな印象とずいぶんと変化し、
「超平和バスターズ」のメンバーが互いに本音を吐き出せるような関係になっていく。
「あの日」に言えなかった真実を吐き出していくことで、
ようやく仲間として成熟する。

「あの花」がちょっと特殊だな、と感じたのは
最近のアニメにしては恋愛をちゃんと描いていること。
恋愛だけじゃなくてメンバーに対する劣等感や嫉妬、プライドや優越感がとても繊細に描写されている。
それゆえに、めんまに対する思いも複雑なものになっていて、
最終話にむけてみんなの感情がなだれ込んでいく。

個人的に好きなのは「あなる」こと安城鳴子。
めんまに対する劣等感や「じんたん」への恋心、
「ゆきあつ」へのそっけない態度、
気の強い女性だが、
人間的な弱さをあわせもっていて、
とても魅力的に描かれている。

一般的に「フラット」な人格を与えられることの多いアニメの世界で、
「あの花」のキャラクターたちはみな、
いつくもの感情をあわせもつひとりの人間として造形されているように見える。
それが物語をよりいっそう面白くしている。

改めてもう一度見たいと思う傑作。


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