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【アニメ】「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」感想②

はい、じゃあ内容について書いていきます。
まだ7話までしか見てないのでとりあえずの感想です。

子供の頃の秘密基地に集まっていた「超平和バスターズ」のメンバーたち6人。
しかし「めんま」が崖から落ちて死んだあの日から、
みんなバラバラになり、月日が流れみんな高校生になっている。
学校を休んで引きこもる宿海仁太(やどみじんた)の前にある日、
死んだはずの「めんま」が成長した姿で表れるところから物語はスタートする。
めんまがどうして現れたのか、
なぜ他のメンバーには見えないのか、
めんまがみんなに叶えて欲しい「願い」とはなんなのか。
すべての謎を残したまま物語は進行していく。

幼いころ死んだ女の子をめぐって展開するのだが、
めんまの明るくてトボケた性格のため物語のトーンはとても明るい。
「あの日」を境にばらばらになっていったメンバーが、
めんまの登場によって再び秘密基地に集まって、
それぞれの抱える問題が解決していく過程がとても丁寧に描かれている。

かつての「超平和バスターズ」のメンバーは、
今の生活にどこか不調和抱えて生きている。
仁太はひきこもりで、自分の一言がきっかけでめんまが死んだと思っている。
安城は友人関係が良好ではなく、自分の発言がきっかけでめんまが死んだと思っている。
松雪は仁太への劣等感を引きずりながら進学校にすすんだが、同じくめんまの死を自分のせいだと思っている。
鶴見はそんな松雪といつもいっしょにいることで女子たちに嫌われている。

これが町田智浩さんのよく言う物語の「セットアップ」というやつで、
ようするに今の現状にみんなが不満を抱えている。
その原因はもちろん「あの日」のことをみんなが今でも引きずって生きているからだ。
「めんま」が現れたことで物語がどう動き、
最終的には解決していくのかが見所。

それにしてもワンクールという短い時間のなかで、
キャラクターがとても繊細に描かれている。

「わすれてほしいけどわすれてほしくない」というめんまの矛盾した気持ち。
仁太に恋心を寄せる安城がめんまに対して抱いていたコンプレックス。
安城の前では学校とはちがった表情を見せる松雪。
そんな松雪のことをずっと気にかけている鶴見。
めんまの母親イレーヌが超平和バスターズのメンバーに向ける複雑な思い。
そして母親を亡くした仁太へのみんなの気持ちと、
さまざまな感情が複雑に交錯しながらも、
いつでも「あの日」に集約されていくことで調和している。
とくに七話の最後、イレーヌが発した一言で物語がぐっと深まり、魅力的なものになっている。

「現在」と「あの日」を行き来しながら進行していく物語というのは、
浦沢直樹『20世紀少年』やアーヴィングの『オーウェンの祈り』などにもみられる。
物語が進むにつれて忘れていた記憶が少しずつよみがえっていく。
「あの日」にいったい何があったのか、
決定的な真実が、
外部からもたらされるのではなく「忘れていた記憶」のなかから、
視聴者と一緒になって思い出していくというのがとても面白い。


つづく。
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